書評:読んだら忘れない読書術

書評

ハッとしました。読書しても内容覚えてなかったら意味ないという言葉に。いや、当たり前なんですけど、僕にとって読書は仕事で読まないといけないから仕方なく読むことが大半だったので、そうすると

「知識がないから仕事が滞る→関連分野の本読む→早く仕事に活かさないといけない→早く読もうと焦る→とりあえず付け焼刃の知識で仕事を解決する→喉元過ぎれば熱さを忘れる→本の内容も忘れる(最初に戻る)」

という現象が起こります。もともと読書が全然好きではなく、はっきりいえば嫌いです。子供のころ、小学校の読書の時間、周りの友達がズッコケ三人組をむさぼるように読んでいた時もムーミンの本の挿絵見てました。大人になるまで読書の習慣がないと苦労します。というか苦労してます。なので今回この「読んだら忘れない読書術」についつい手が伸びたのです。

読書でストレス軽減?

「本を読んだらストレス解消になる」って書いてあったので、そりゃあ読書が好きで本の虫の人はそうかもしれないけど、僕のような読書嫌いはむしろ疲れるんだけど。と思いながら読み進めてると目から鱗なことが書いてありました。「人間の悩み事ってのはだいたい共通していてその解決方法も既刊の本にだいたい書いてある、問題が解決しなくても解決法を知る(コントロール可能だと知る)だけでストレスが軽減される」ということ。人間どうしていいのかすらわからない時が一番ストレスを感じるらしいです。思い当たる節が多々あります…。

ポイントはアウトプットすること

この本には「○○読書術」というような方法がたくさん紹介されています。ほうほうと思うものあれば、うーんというものもあります。そんな中でこの本で一番そうだねと思ったことは読んだ後、一週間で3回アウトプットするという方法です。人に内容について話すもよし、ブログに書くもよしとのこと。あとはワクワクしているときはドーパミンが出てるから記憶しやすい→ワクワクしたら即買って一気に読んだ方がいいというのも毎度嫌々読書している自分としては試してみようと思う方法でした。とりあえず読書嫌いから読書悪くないなってレベルに持ってくモチベーションを得られる本です。

利益を設定する

これ、本の中では「本を読み始める前 に、 ゴール( 目的地)と行く方法( 読み方)を決める」って書いてあるんですけど、これは確かにと思いました。僕はそこからさらに利益を前もって設定するとよいのではと思いました。僕は本来読書が嫌いなので無意識に「これ読んでなんか意味あるのだろうか」と思ってしまっていたように思います。でもこの本を読むことで明確にどんな利益があるかを考えて、意識することで、本を読む中でおっていく内容も筋の通ったものになります。読み終わった後も「で、結局なんだっけ」ってことがなくなるのです。もちろん小説なんかの場合は読むことで楽しむこと自体が利益でいいと思います。

読書が気楽になった

目的なくただ勉強しないといけないからと本を読むのは、オチの読めない話を聞き続けるようなもやもや感があり、いまひとつ内容が頭に入ってませんでした。読んでそれを活かすという考え方で読むようになって、読むのがすごく楽になりました。

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