外資勤務感想:自分の目の前に仕事がこない限り情報共有しない

外資系

気づけば初めての外資勤務を始めて1年が経ってました。ぼちぼち勤務していて気づいたこと、思うことなど書き記していこうかなーと思います。あくまで僕が勤務する上で個人的に思ったこと、ということをおことわりしておきますのでご了承ください。

あちらは複数の部署、こちらは一人

僕の職場(日本支社)は規模が小さいので、基本的に一人の人間がいくつかの仕事を兼務する感じになってます。とはいえ本社の担当部署はきちんと独立していますので、必然的に本社の部署間を超えて僕は連絡したり、調整したりすることもあります。「一つの仕事」をあちらの「一つの部署」の「一人」とやるぶんには往復のやりとりですからまあ問題はないのですけど、やっかいなのは、こちらは一人だけど、あちらで複数人が関係する場合です。

個人間の連携をしない

ある仕事で、ある部署の人(Aさん)と長らくやりとりをしていました。Aさんも前任者から引き継いだばかりのようでしたが、こちらの前任者は退職済だったので、Aさんの指示ですすめていくことになりました。Aさん、結構イニシアチブとってくれて、こちらも質問したり、話し合って、んじゃそれで進めましょうってことになったんです。で、時は過ぎ、その仕事が上がって、次の作業の人(Bさん)が次の段階の業務を行うとなった時に、ぜんぜん内容を知らないんです。それで一から全部説明しました。

「現在」関係がなければ、感知しない

ここで大変疑問に思ったのが、AさんとBさん、同じ部屋(4人位の小さな部屋)で仕事してるんです。時差がある日本に聞くより隣に座ってるAさんに聞いたほうが早いし、言語の違いもないと思うんですけど、情報交換してないです。で、この二人仲悪いのかなと思ってたんですけど、Bさんの仕事が終わって、今度はCさん(同じ部屋にいる)に次の作業をお願いしようとしたら、また何も知らないと言うんです。で、また一から説明するわけですが、こんな感じで、自分の仕事と「今後」関係があったとしても、「現在」関係がなければ、感知しないというのが徹底されててびっくりすると同時に非効率すぎて困惑しました。

自分の業務テリトリーを死守する

よく外資系、というか外国の企業の人って、自分に関係のない業務は絶対やろうとしないし、日本みたいに残業してる同僚を見て、「何か手伝うことある?」みたいなこと皆無、というのは聞いてました。僕の職場でも実際そうですが(専門外のことは手伝おうにも手伝えないですし)、自分に今後関係があるであろう仕事に対しても、自分のフェーズじゃなければ情報すら仕入れてないというのは驚きでした。ちょっと効率悪いからなんとかしてほしいなーと思うのでした。

しかも言ってたこと間違ってた

Cさんの作業が終わって、はい仕上げってところをDさん(同じ部屋)にお願いしたら、以前Aさんに部署内で確認してもらって、オッケーだとされてたことが間違ってました。ので、ふりだしに戻ってしまいました。ちーん。ここで大事なことは、「これはAさんの責任ですよ、皆さん。僕はやるだけのことやったんですけどね」っていう日本人の感覚からするとちょっとやらしいアピールをしないと自分に責任ぶっかけられるってことです。なぜなら皆他人の仕事に興味が無いですから、失敗に至る過程なんてまったく知りません。うっかりしてると自分の責任にされてしまいますので、あんま気分はいいもんではないですが、僕もアピっときました。まだまだ日系気分が抜けきれてないのだなあと反省します。

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